
永代供養のお供え物はどうすればいい?
核家族化、さらに少子高齢化も進んでいる日本では、お墓の世話をすることがなかなか難しくなってきています。
そのため、自分の子孫に負担をかけるのはできるだけ避けたいということから、永代供養を選ぶ人も増えている状態です。
この方法を選べばお墓の管理をする必要はなくなり、さらに供養自体はお寺や霊園に委託することができます。
永代供養でもお参りをすることはできます
永代供養を選ぶと、一定期間はお寺や霊園の方で故人のお墓を守り、供養もしてくれるようになっています。
もちろん永久にというわけではなく、契約内容にもよりますが17回忌、30回忌、50回忌など、その期限まで供養してもらえます。
また、生前に予約をすることができるということから、終活の一環として手続きをする人も決して少なくありません。
供養墓の形はその霊園やお寺によっても違いますが、合祀墓の場合もあれば納骨堂の場合もあるので、好きな方を選ぶと良いでしょう。
永代供養の場合でもお供えはできます
永代供養となると、遺族が供養をしてはいけないと考える人もいますが、実際には決してそうというわけではありません。
遺族はたしかに供養を全てお寺や霊園に委託することができますが、故人のことを偲ぶことはもちろん可能です。
また、お参りしたいときにその場所にいって色々なことを報告したりすることだってできます。
もちろんその際は手ぶらで行くこともできますが、個人のお墓にお参りに行くときと同じようにお供えをすることも可能です。
その場合、お墓に手向ける花を持って行っても良いし、故人が生前好きだったものをお供えしたとしても問題ありません。
お供えをする時の注意点を知っておきましょう
永代供養の場合でも個人のお墓にお参りする時と同じようにお参りに行ってその場にお供えをすることはできるようになっています。
ただ、永代供養となると合祀墓なので自分に関係のある故人だけでなく、別の方もその場で眠っている状態です。
したがって、個人のお墓にお参りに行く時のようにしても良いというわけではなく、あくまでも他の人も眠っていることを考えてお供えを用意しましょう。
他の人に対しても配慮できるかどうか、それが永代供養のお参りに行く時には重要なポイントになります。
ですから、お花やお菓子などを用意する際は、本当は故人が好きなものの方が良いとも考えられますが、最低限のものを用意する方が無難とも言えます。
また、何を用意すれば良いかわからないという時は、ぜひ管理しているお寺、霊園の方に相談するようにしましょう。
そうすればどのようにすれば良いかということを教えてもらうことができるので、余計なトラブルを起こさずに済みます。
永代供養を行うと、今後契約期間内はお寺や霊園の方で供養をしてもらうことができるようになるので、遺族の負担が減ります。
そのため、現在では終活の一環としてお寺や霊園の方に予約をする人も増えてきている状態となっています。
ただ、永代供養ということで遺族の代わりに供養をしてもらうことはできますが、お参りに行ってはいけないというわけではありません。
故人に何か報告をしたくなった時や、逢いに行きたくなった時などはその場所にお参りに行っても良いでしょう。
ただ、その際は通常の個人のお墓にお参りに行く時と同じように、お供え物を用意しておくことも大切です。
自分に関係のある人だけでなく、全く関係のない人もその場所には眠っていますし、その人の関係者もお参りに来ます。
自分たちだけのお墓というわけではないので、できればお供え物は無難ものを用意する方が良いでしょう。
また何を持っていけば良いか分からないという時は、ぜひお寺や霊園の方に相談することをおすすめします。
そうすれば何を持っていけば良いかを教えてもらえるので、余計なトラブルを起こさずにお参りに行くことができるからです。